◇弁理士とは◇
弁理士とは、知的財産権の専門家で、権利者の立場において知的財産権やそれに関わるいろいろな権利を巡る紛争について、様々な法律上の手続きを行います。
著作権や商標権、意匠権、実用新案権、特許権といった工業所有権の総称を知的財産権と呼びます。
◇弁理士の業務◇
弁理士の業務には大きく3つあります。本来業務、紛争処理業務、取引関連業務です。
それぞれの業務の内容は以下の様なものです。
◇本来業務◇
特許庁に対し、特許権、実用新案権、意匠権、商標といった形において、技術的な創作や工業デザイン、業務上の信用というものを出願する手続きの代理を行うこと。逆にそれらの取り消しや無効を主張する異議申し立て手続きを行うことを本来業務と言います。
これらの業務は、国家資格取得者としての弁理士のみが行えます。
◇紛争処理業務◇
いろいろな紛争の中でも、知的財産権の侵害と見なされる行為の差し止め手続きの代理業務や、特許、実用新案、商標、特定不正競争などに関する仲裁や和解を専門的仲裁期間において代行する業務を紛争処理業務と呼びます。
◇取引関連業務◇
これは弁理士以外でも行うことができる業務ですが、知的財産権の売買契約、あるいは技術上の秘密に関する契約など提携時の代理や媒介を行う業務を取引関連業務と呼びます。